「ヨセフとその兄弟」の「ヤコブ物語」から見えてくるファジィ測度について12

◆ 飢饉が激しくエジプトから携えた穀物を食い尽くしたため、父イスラエルはユダに言った。この国の名産を器に入れ、その人に贈りなさい。乳香、蜜、香料など。(創世記43章)
◆ ヨセフとユダと兄弟たち。父に対して永久に罪を負う。忍びないから。(創世記44章)
◆ ヨセフは、皆に出て行くように言った。エジプトの主としてヨセフは、弟ベニヤミンの首を抱いて泣いた。全ての兄弟たちに口づけをして泣いた。(創世記45章)
◆ イスラエルは、持ち物を携えてペシルバへ行き、父イサクの神に犠牲を捧げた。(創世記46章)
◆ バロと羊飼いのやり取り、カナンは、飢饉が激しくゴセンに住みたいと。ヨセフも賛成する。ヨセフは、エジプトの地をバロに与えた。イスラエルもエジプトのゴセンに住み、財産と子を増やした。ヤコブのよわいの日は、百四十七年。(創世記47章)
◆ ヤコブとヨセフの子孫の区切り。(創世記48章)
◆ ヤコブは、子らを呼んで後に彼らの上に起こることを告げた。イスラエルの十二の部族。(創世記49章)
◆ ヨセフの父イスラエルの死に際し、父に薬を塗った。四十日を要した。ヨセフは、父の家族と共に四十日エジプトに住んだ。そして百十年生きながらえた。ヨセフも死に際して薬を塗られ棺に埋葬されエジプトに安置された。(創世記50章)

花村嘉英(2019)「「ヨセフとその兄弟」の「ヤコブ物語」から見えてくるファジィ測度について」より

「ヨセフとその兄弟」の「ヤコブ物語」から見えてくるファジィ測度について11

【付録】旧約聖書 創世記の内容

◆ エサウは狩猟者、野人となり、ヤコブは穏やかで天幕に住んでいた。イサクは鹿肉が好物のためエサウを愛し、リベカはヤコブを愛した。ある日エサウが疲れ果てて帰宅し、赤いものをヤコブに求めた。ヤコブはエサウの長子権と引き換えにパンと豆を与えた。(旧約聖書 創世記25章)
◆ ラケルの子ヨセフは、17歳のとき、兄弟たちと羊の群れを飼っていた。しかし、兄弟たちの悪い噂を父ヤコブに告げた。父イスラエルはヨセフに言った。兄弟たちがシケムで羊を飼っている。ヨセフもそこへ行ってともに働けと。しかし、兄弟たちはシケムを出てドタンに移り、ドタンに来たヨセフを殺そうと計画する。兄弟はヨセフを穴に入れた後、ヨセフをイシマエル人に売り、エジプトへ連れて行かせた。小説でシケムに行くのは、ヤコブであり、ヨセフではない。(創世記37章) 
◆ ユダの姦淫。ユダはイエス・キリストの下僕またヤコブの兄弟である。(ユダの手紙を参照すること。)(創世記38章) 
◆ ヨセフは獄屋に主とともにいて、慈しみを垂れ、ヨセフのなすことを栄えさせた。ヨセフは主人のエジプト人の妻と関係を持たなかった。(創世記39章) 
◆ ヨセフが給仕役と料理長の夢を解き明かす。(創世記40章) 
◆ バロがヨセフに夢を明かすと、エジプトの国が滅びることがないように神が告げる。ヨセフはエジプトの国を巡る。ヨセフがエジプト王バロの前に立ったのは三十歳のとき。豊作後の飢饉でも食物がヨセフの穀蔵に残っていた。(創世記41章)
◆ ヤコブは、エジプトに穀物があるので買いにいくようにと息子たちに言った。ヨセフと十人の兄弟(本当は十二人)はエジプトへ行き、穀物を買い、カナンに帰って来た。(創世記42章)

花村嘉英(2019)「「ヨセフとその兄弟」の「ヤコブ物語」から見えてくるファジィ測度について」より